私的居室

published at 24/08/2017

会食の間

会食の間には、建築家ポール=エルネスト・サンソンの弟子アントワーヌ・マルゴタンの制作による見事な暖炉が備えられています。この暖炉には、城の外壁に彫刻されたレパートリーの大部分(炎に包まれた山「暑い山」、シャルルIIダンボワーズの「C」のダブルイニシャル、枢機卿ジョルジュ・ダンボワーズの紋章)が描かれています。この部屋には他に、『パリスの審判』(16世紀)と『アイネイアスの物語』(17世紀)の2点のタペストリー、および革にダビデとゴリアテの戦いが描かれた16世紀の櫃が展示されています。

図書室

図書室は、1957年6月に起きた火事で装飾の一部が失われましたが、最近復元されました。ここには、ルネッサンス様式の柱形装飾、菱形模様、貝殻模様のフリーズ、組み合わせ模様をあしらった2つの部分からなる19世紀の調度・書棚、およびナポレオン3世様式の3人掛けソファー、ソファー、腰掛け椅子からなる調度セットが展示されています。オービュッソンで織られた17世紀のタペストリー3点に描かれているのは、アレクサンドロス大王にまつわる3つの挿話(『バビロンに凱旋入市するアレクサンドロス大王』、『ダリウス家の服従』、『ポロス王とアレクサンドロス大王の遭遇』)です。

小客間

小客間に展示されているのは、高級家具職人ピエール=ブノワ・マルシオンによる稀少な帝政様式の家具(ロワール=エ=シェール県議会からの寄託)と、やはり帝政様式の大理石と金箔青銅でできた見事な振子時計、ならびにバックギャモン盤の付いたテーブル(エリゼ宮にあったものでモビリエ・ナショナルからの寄託)です。この部屋には、1810年4月から8月にかけてショーモン城を訪れた小説家ジェルメーヌ・ド・スタールの面影が残されています。彼女は、トゥールで自著『ドイツ論』の印刷が行われた折に城を訪れました。

玉突き場

玉突き場は、ブロイ公夫婦が注文した彩色を施した天井が残されている貴重な部屋です。大梁には19世紀末の城のさまざまな外観がうかがえ、両端にはアンボワーズ家とブロイ家の紋章があしらわれています。16世紀のブリュッセルのタペストリー2点には、カルタゴの将軍ハンニバルの一生にまつわる挿話が2つ描かれています(『サグントゥムの占領』と『3人の副官にポー川の平野をみせるハンニバル』)。

大客間

大客間は、19世紀半ばに、ブロワ王城に着想を得て歴史主義様式に改造されました(ヤマアラシが描かれた彩色の暖炉)。家具調度(テーブル、椅子、スツール、2つの部分からなる食器戸棚、S字型安楽椅子、ティーテーブル、喫煙用椅子)はナポレオン3世期または19世紀末のものです。2007年に、19世紀末の下絵に基づいて、大きな花柄模様の黄色のブロカテル(室内装飾などに用いる浮き織錦)が修復されました。また、最近行われた数多くの購入や寄託により、ブロイ公妃の客間の洗練された雰囲気が再現されています。

礼拝堂

礼拝堂は、16世紀の初めに建設が行われ、フランボワイヤン・ゴシック様式の彫刻による装飾が施されました。その後1884年から1886年にかけて修復が行われました。1888年に取り付けられたガラス職人ジョルジュ・バルドン制作のステンドグラスは、その起源からブロイ家に至るまでのショーモン城の歴史を物語っています。主祭壇の端までを飾る15世紀末アラゴン派の絵画4点は、『洗礼者ヨハネの生涯』と『聖母の誕生と受難への登り道』の2つの挿話を描いたものです。